ひとことで言うと
ランサムウェアは、感染したパソコンやサーバー内のファイルを勝手に暗号化し、元に戻したければ金銭を払えと要求する悪意のあるプログラムです。個人のパソコンだけでなく、会社の共有フォルダやサーバーごと被害に遭うこともあります。
たとえ話でもう少し詳しく
自宅の鍵を何者かに無断で付け替えられ、「元の鍵を返してほしければ金を払え」と迫られる場面を想像してみてください。
家に入れないだけでも困りますが、合鍵を別の場所に保管していれば、付け替えられても作り直して対応できます。ランサムウェアも同じで、日頃からバックアップを取っておけば、身代金を払わずに元の状態へ戻せる可能性が高まります。
よく出る場面・使いどころ
- 添付ファイルや不審なリンクを開いた直後、急にファイルが開けなくなったとき
- 社内の共有フォルダやサーバーのファイルが一斉に読み込めなくなっているとき
- パソコンの画面に身代金を要求するメッセージが表示されたとき
- 取引先や委託先から「感染が広がっているかもしれない」と連絡を受けたとき
似た言葉との違い
- フィッシング: 情報そのものを騙し取る手口。ランサムウェアはデータを人質にとって金銭を要求する点が異なる
- 不正アクセス: 侵入されること自体を指す言葉。ランサムウェアは侵入後にデータを使えなくする「実害」の部分にあたる
実務で気にするポイント
- 定期的なバックアップを、感染したパソコンとは別の場所に保管しておく
- 不審なメールの添付ファイルやリンクを開かないよう、フィッシング対策と合わせて周知する
- 感染に気づいたら、まず端末をネットワークから切り離し、被害の拡大を防ぐ
- 二要素認証でログインを守り、侵入の入り口を減らしておく
注意: 身代金を払っても、データが元に戻る保証はありません。まずは感染拡大を防ぎ、社内の情報システム担当や専門機関に相談することを優先しましょう。