ひとことで言うと
プロキシは、利用者からの通信を一度引き受け、代わりに宛先のサーバーへ取り次ぐ仲介役です。相手側からは、実際の利用者ではなくプロキシがアクセスしてきたように見えます。
たとえ話でもう少し詳しく
プロキシは、代理人に用件を頼むイメージに近いです。
- 自分では店に行かず、代理人に頼みごとを伝える
- 代理人が店へ出向き、代わりにやり取りする
- 店側は代理人としか接点を持たない
社内のパソコンも同じで、外部サイトへ直接つながず、プロキシを経由させることがあります。そうすることで、どの通信を通すか、誰が何にアクセスしたかを一箇所でまとめて把握できるようになります。
よく出る場面・使いどころ
- 社内から外部サイトへのアクセスをまとめて許可・制限したいとき
- 誰がどの通信をしたか記録し、不正利用がないか確認したいとき
- 閲覧できるサイトを絞り込み、業務に不要なアクセスを減らしたいとき
- よく使うファイルをキャッシュして、通信量や表示待ちを減らしたいとき
似た言葉との違い
- リバースプロキシ: プロキシは利用者側に立って外部へ取り次ぐ。リバースプロキシはサーバー側に立って利用者からのアクセスを取り次ぐ
- VPN: VPNは通信経路そのものを暗号化するトンネル。プロキシは特定の通信を代理で中継する役割で、暗号化が目的とは限らない
実務で気にするポイント
- 経由する通信が集中すると、プロキシ自体が遅延やボトルネックになる
- アクセス履歴がログに残るため、保存期間や閲覧できる人を決めておく
- 対応させたいプロトコルや、逆に経由させたくない社内システムを事前に整理する
- プロキシを通していても、宛先サーバーとの通信自体が暗号化されているかは別に確認する
注意: プロキシを通しても、通信内容が自動的に暗号化されるわけではありません。ファイアウォールや暗号化設定と組み合わせて、目的に合った保護レベルを設計しましょう。